東川町は写真の町を宣言し、2024年で40年を迎えます。
この40年間に写真表現を取り巻く環境は大きく変化しました。
フィルム・印画紙（銀塩資材）からデジタルカメラ、インクジェットプリント、
スマートフォン。デジタル化が進み、銀塩資材は縮小の一途を辿っています。

銀塩写真でしか表現できない写真の楽しさ、面白さを広く知ってもらう事により、次の世代のためにも銀塩写真技術や資材を守っていく思いを繋げていくプロジェクト、ゼラチンシルバーセッション。本展覧は、銀塩資材にまつわる「歴史・研究」、銀塩資材により表現した「作品」、そして写真への思いを記した「言葉/手紙」の３つを軸に構成します。写真表現の本質的なものである銀塩表現にスポットをあて、２５名の作品と東川賞コレクションから、感光材料における写真表現の多様さや美しさをご高覧いただきます。

本展は2023年３月にAXISギャラリーにて開催された「ゼラチンシルバーセッションスピンオフプロジェクト　写真への手紙」の巡回展となり、東川展にあわせて再構成を行いました。

【期間】2023年6月24日（土）～７月17日（月）
【会場】東川町文化ギャラリー　第一・二・三展示室
　　　　〒071-1423北海道上川郡東川町東町1-19-8　TEL : 0166-82-4700
【開館時間】10：00～17：00
【入館料】500円（中学生以下無料）
【主催】写真の町東川町
【協力】ゼラチンシルバーセッション実行員会、AXIS GALLERY、株式会社東條會館、金丸真株式会社、東京工芸大学、富士フイルム株式会社、有限会社レイテック

【トークイベント】
７月９日（日）14:00～
ゲスト：ハービー・山口、広川泰士
※会場：東川町文化ギャラリー　
※事前申込不要。入館料のみでお楽しみいただけます。

【同時開催】
「WORKSHOP SESSION」
6月24日（土）２５日（日）に開催した「銀塩写真を体験しよう！　大型カメラワークショップ」にて受講生がダイレクトポジティブペーパーで撮影した作品を展示いたします。
会場：東川町文化ギャラリー　第四展示室