SYAKOUSOLO2020
特別賞
北海道岩見沢高等養護学校
下田 奈々さん(2年生)
タイトル 家族
  • 作品メッセージ
    新型コロナウイルスによる臨時休校で、私は、急きょ自宅へ帰省することになった。しばらくの間、家族と過ごす時間が続いた。 私は、静かに学校の課題に取り組んでいたが、小学の弟は、好きな野球を考える度に、居間でボールを投げたり、バットを振ったりと体を動かす毎日があった。母は仕事を休みながら、そんな私たちのことを見てくれていた。今になって振り返れば、家族で支え合ってステイホームに向かっていたと思う。
  • 講評
    画面で見るよりも濃くプリントされた作品からは「家族」というほのぼのとしたニュアンスとは少し異なる印象を持ちました。それはいい意味でタイトルとのギャップを生み、この3枚組に込められた作者の思いを読み解くことを求めてきます。どうやらストーリー仕立てになっているようで、最後の写真で答えを見せられますが、この展開を違うものにすることでまた違う印象が生まれてくるでしょう。しっかりと作者の個性が見えるので、次の作品にも期待できそうです。(中西)
ソロ写真甲子園トップ