放課後、一声かけるだけで沢山の友達が集まり、どろんこになるまで遊びつくす。僕はこれできるよ。私もそれできる！そんな競い合いと共に仲良くなっていく友達。僕は皆んなと色濃い時間を過ごした。そんな友達と過ごす時間をhomeと名付ける。

軽やかで、ダイナミック。偶然を楽しみ、ほころびをないがしろにしない。スナップの魅力が存分に詰まった作品です。子供の表情が見えないことで、だれもが持っている幼少時代の遊び場の記憶を呼び起こさせてくれます。セレクトについて二点。たくさん撮った中から絵の正確性ではなく、面白さをしっかりと拾ってきている点が良い。残念なのは、金網のシーンが重なったこと。三枚しかない中で、なるべく広く、大きく場面転換を使えるともっと良かったですね。毎日写真としっかりと向き合い、訓練されていることがわかります。撮る、セレクトする、寝る！、見直すの繰り返しです。（公文）