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映画「カムイのうた」制作事業
 
映画「カムイのうた」製作事業
古より、神(カムイ)が宿る厳しくも美しい大自然と共存してきたアイヌ⺠族の人々。彼らは明治以降の北海道開拓に大いに貢献し、差別・迫害と戦い続けて来ました。アイヌの血を引く知里幸恵さんは失われつつあったアイヌの伝統文化(口承叙事詩“ユカ”)を 日本語に訳した「アイヌ神謡集」を書き上げ、わずか 19 歳で夭逝しました。 彼女の業績はアイヌ⺠族の人々に大きな自信と誇りを与えました。

映画「カムイのうた」は、彼女の生きた姿を元に、明治・大正期、土地や生活を奪われ衰亡の危機に瀕していたアイヌ⺠族の生き様や伝統・文化を、雄大な北海道の自然の中に描き出す物語です。本作は、菅原浩志監督の前作、「写真甲子園 0.5 秒の夏」(2017 公開)に続き、北海道東川町が さまざまな機関・団体と連携して“オール北海道”で作り上げていく映画です。

「カムイのうた」Webサイト


▲2022年の夏に実施された町内での撮影の様子
監督 菅原浩志氏のコメント(2022年5月19日 製作記者発表より)
この映画は、知里幸恵さんをモデルに映画化しようと2年間準備をして参りました。2年前は、「アイヌの映画」に取り組むことへの批判、冷ややかな目が多くありました。しかし、実際に準備を進めていくと、役者たちが「こういう映画は作らなければならないんだ」と言ってこの映画に参加してくれたり、「アイヌのためだったら自分は映画に参加したい」と4時間運転して東川町のオーディション会場に来てくださったり、多くの方々が熱い思いでこの映画に参加してくださっています。
アイヌの映画だから参加したい、アイヌのことを勉強したい、こういう方々がこの映画に集まっている。そのことが、私にこの映画を作る力を与えていただいていると感じています。

知里幸恵さんが『アイヌ神謡集』の序文で、「私たちを知ってくださる多くの方に読んでいただく事ができますならば、私は、私たちの同族祖先と共にほんとうに無限の喜び、無上の幸福に存じます」と書かれています。アイヌのことを知ってもらいたい、そういう想いで生きてこられた。この映画、『カムイのうた』が、多くの方々にアイヌのことを知ってただく機会となり、歴史の紐をひも解いていただければ幸いです。
そして、私が願うのは、今、いじめを受けている若者たち、差別を受けている人々が、力強く生きていく力がこの映画が少しでも与えることができたら。世界の平和が一日でも早く訪れることを願ってやまない。そういう想いでこの映画を作っていきたいと思っています。

主演俳優 吉田美月喜氏のコメント(2022年5月19日 製作記者発表より)

この映画の話を聞くまで、アイヌ文化やアイヌの方々の知識はあまりありませんでしたが、この映画のためにアイヌ文化を学び、例えば「もの一つひとつに神様が宿っている」という考え方や、「大切な自然の中で共に生かされている」というアイヌ民族の考え方が、今私たちが現代を生きていく中でとても大切な考え方なんじゃないかな、ということを感じています。

また、最近私自身19歳になりました。知里幸恵さんが同じ19歳の時に『アイヌ神謡集』を書かれたということを知り、とても大人で、素敵な考え方をもった女性だったんだなと感じています。そんな知里幸恵さんがどういう気持ちでこの本を書き上げて生きていったのかを、映画を通してみなさまに伝えていけたらよいなと思っています。
監督をはじめ、この映画の制作に関わる方々の強い熱い思いを感じているので、しっかりと背負って撮影に挑んでいきたいと思っています。

寄附の流れ

  • 1
    寄附申込書の提出(及びお問い合わせ先)
    「寄附申込書」に記入し、下記担当までご提出ください。
    東川町 経済振興課 〒071-1492 北海道上川郡東川町東町1丁目16番1号 TEL:0166-82-2111(代) Eメール:brand@town.higashikawa.lg.jp
  • 2
    寄附金の納付
    「寄附申込書」の受領後、納付に関するお知らせをします。
  • 3
    受領証の交付
    入金を確認次第、「受領証」を送付します。
  • 4
    税制措置の申請
    「受領証」とともに税の申告をお願いします。
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